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香港富豪・李嘉誠 中国新華社がバッシング 

2015年09月24日

【新唐人2015年09月25日付ニュース】

最近、共産党メディアは、「李嘉誠(り かせい)を逃すな」という記事で、香港最大企業集団、長江実業グループ創設者・李嘉誠をバッシングしました。香港の大富豪、 李嘉誠が中国にある資産を次々と売却したことが原因です。

 

新華社傘下のシンクタンク瞭望(りょうぼう)が、12号に掲載した同記事では、経済危機の微妙な時期にある今、李嘉誠の行動は「後足で砂をかけることだ」と貶しました。

 

記事では、李嘉誠が20年にわたり中国への不動産投資で獲得した富は単なる市場経済に由来したものではく、特権を利用したものだと暴露し、中国市場から簡単に撤退してしまうことは許さないと記しています。

 

元北京大学経済学部 夏業良教授

「当時李嘉誠が中国で膨大な富を得たのは、特権によるものだと暴露しました。しかし、何故このような特権があるのかは明らかにされていません。」

 

米サウス・カロライナ大学 謝田教授

「李嘉誠は中国の資産を止め処なく、売り続けていたとき、その受け皿は誰であるのか?なぜその価格で買い取ったのか?これこそが新華社が追及、報道すべき内容です。彼がもうけて、撤退したからといってねたみごとを言うべきではありません。」

 

ウォールストリート・ジャーナル紙によりますと、李嘉誠は2011年から、中国にある資産を処分し続けてきました。今年7月末にも、上海市陸家嘴(りくかすい)地区の不動産を売却しようという動きがありました。

 

米サウス・カロライナ大学 謝田教授

「彼(李嘉誠)は中国の不動産市場で、低価格で物件を買い売却時は不動産市場への影響も心配することなく、高価格で売り出すことができるのはなぜでしょうか?これは中国共産党の腐敗が原因です。江沢民政権当時の高層部、おそらく現役高層部も李嘉誠と闇で取引をしているのかも知れません。」

 

元北京大学経済学部教 夏業良教授

「少なくとも李嘉誠は以前のように、中国当局の高層部と親密な関係を保つことをためらっていることを示しています。」

 

また夏業良教授は、中国当局による株式市場への干渉、証券監督関係者の拘束、さらに今回のようなバッシング記事の発表などで、中国リスクを心配して中国への進出をとどまる投資家が増えるだろうと、見解を示しました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com.tw/b5/20150916/video/156476.html(中国語) 

(翻訳/王 大同 ナレーター/水田 映像編集/李)

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